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北朝鮮・金与正氏、ICBMを通常角度で発射する可能性示唆…技術の有無「見ればわかる」 - 読売新聞オンライン

 【ソウル=上杉洋司】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の 金与正キムヨジョン 朝鮮労働党副部長は20日、談話を発表し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を通常角度で発射する可能性を示唆した。

 北朝鮮はICBMや中距離弾道ミサイルを発射する際、通常より高角度の「ロフテッド軌道」で打ち上げ、日本海や太平洋に落下させている。与正氏は、高角度の発射では、ICBMを大気圏に再突入させる技術が実証できないとの指摘について「我々の戦略武器の能力を 毀損きそん 」するものだと反発。技術の有無について「まもなく(発射)すればよく、見ればわかる」とほのめかした。

 通常角度で発射した場合、方角によっては米本土近くに着弾する可能性もあるため、挑発の度合いは極めて高い。

 北朝鮮外務省は20日、日本が「反撃能力」の保有を明記した国家安全保障戦略など3文書を閣議決定したことを受け、「わが国がどれほど不快に思うか、実際の行動で示す。日本は危険な選択をしたと悟るだろう」と警告する報道官談話を出した。ミサイル発射など挑発を続ける意向を示したとみられる。

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