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マスク体制のツイッターから離れるセレブたち 「元カノ」は去り、ホラー小説の帝王は激怒した - Newsweekjapan

<イーロン・マスクが実権を握って以降、差別・中傷発言が急増。サラ・バレリスは「ツイッターは楽しかった」と最後に書き残し、スティーヴン・キングは対立姿勢を露わに>

世界一の富豪で米実業家のイーロン・マスク(51)が、先月27日にツイッターを440億ドルで買収し、新オーナーに就任した直後から「将来を不安視」するセレブたちのツイッター離れが起き、話題となっている。

「言論の自由」をうたい、過去にツイッターから永久追放されたドナルド・トランプ前米大統領の復帰を支持する考えを示すなどヘイト(憎悪)や差別発言の監視に否定的な姿勢を示してきたマスクが実権を握って以降、ネット上での差別や中傷の拡大が顕著となっている。コンテンツモデレーション(投稿監視)を緩める意向を示すマスクの買収を歓迎する保守派ユーザーによる、「言論の自由がどこまで許されるのか」を試すような投稿が倍増していることなどから、「ヘイトスピーチは言論の自由か否か」の論争も起きている。

マスク氏自身も、ナンシー・ペロシ米下院議長の夫が自宅で襲撃された事件を巡って根拠のない陰謀論をツイート(数時間後に削除)したことなども相まって、嫌気が差したセレブたちは「脱マスク・ツイッター」を宣言し、ツイッターに別れを告げている。

「ツイッターは楽しかった」「イーロンの計画に付き合うつもりはない」

グラミー賞ノミネート歴を持ち、300万人近いフォロワーがいるシンガー・ソングライターのサラ・バレリスは、「ツイッターは楽しかった。私はやめる。他のプラットフォームで会いましょう。ごめんなさい、これは私のためのものではないので」と投稿。ハートマークと手を合わせた謝罪の絵文字で、フォロワーにツイッター卒業を報告した。

医療ドラマ『グレイズ・アナトミー恋の解剖学』や『スキャンダル 託された秘密』など大ヒットドラマを手掛ける大物プロデューサーのジョンダ・ライムズは、「イーロンの計画に付き合うつもりはない。さようなら」と198万人のフォロワーに向けてツイート。それ以降、一切ツイッターを更新していない。

R&B歌手で女優のトニー・ブラクストンは、マスクの買収後にプラットフォーム上で見かけた「言論の自由」のいくつかにショックを受け、愕然としたとツイート。「言論の自由というベールに包まれたヘイトスピーチは容認できない。したがって、ツイッターはもはや私自身や息子、そして他の有色人種の人々にとって安全な場所ではないため、ツイッターから離れることを選択する」と述べている。

俳優で映画監督のケン・オリンは、「ジャッジはしない。ここを抜ける」とツイートし、「信念を持とう。民主主義を守ろう。親切を心がけよう。地球を救おう。もっと寛大になろう。世界平和を探そう」とフォロワーに訴えた。

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