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ハリス副大統領に存在感 女性・黒人初、将来見据え―米新政権 - 時事通信ニュース

2021年01月21日07時16分

19日、首都ワシントンで開かれた新型コロナウイルスの犠牲者追悼式典で演説するカマラ・ハリス氏(AFP時事)

19日、首都ワシントンで開かれた新型コロナウイルスの犠牲者追悼式典で演説するカマラ・ハリス氏(AFP時事)

 【ワシントン時事】女性初、黒人初のハリス米副大統領(56)が、圧倒的な存在感を放っている。バイデン新大統領(78)が目指す「最も多様性に富んだ政権」を象徴するだけでなく、将来の大統領最有力候補の一人として、力量を試されるからだ。

【図解】バイデン米新政権の主な高官

 西部カリフォルニア州オークランド出身。名門スタンフォード大の経済学教授でジャマイカ系の父親と、乳がん研究者のインド系の母親の元に生まれた移民2世だ。
 14年に弁護士出身のダグラス・エムホフ氏(56)と結婚、夫と前妻の間の子供2人の母親でもある。16年に上院議員に初当選する前は、全米で人口最多の加州で司法長官を務めた。
 「女性では初の副大統領になるが、最後ではない」。大統領選を制した後の演説で全米の女性を勇気づけ、話題を呼んだ。
 白人警官による黒人暴行死事件から広がった抗議運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」が勢いを増す中、選挙では人種的少数派(マイノリティー)の支持獲得に一役買った。IT企業とのパイプも太く、積極的な地球温暖化対策を提唱する。
 米史上最高齢の大統領となるバイデン氏は2期目を目指さないという見方がある。このためハリス氏への期待が自然と高まるが、政治経験の浅さを懸念する声もある。運輸長官に指名されたブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(39)も将来の大統領候補の一人と目されており、ライバルとして競い合うことが予想される。
 ハリス氏の夫エムホフ氏は、米国初の「セカンド・ジェントルマン(副大統領配偶者の男性)」として公務に当たる。

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