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ワクチン接種「最速の国」イスラエル その秘密は「世界の実験室」 - 毎日新聞 - 毎日新聞

米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンの2回目の接種に臨む車椅子の女性(左)=イスラエル北部ネタニヤで2021年1月29日、AP

 中東のイスラエルが新型コロナウイルスのワクチン接種をハイペースで進めている。多くの国々がワクチン供給への不安を募らせる中、優先的にワクチン供給を受けられる理由は、接種に関する国民の医療データを製薬会社に提供すると約束したことだ。事実上「世界の実験室」として機能しており、世界中がその成否に注目している。

 イスラエルは、2回の接種が必要な米製薬大手ファイザー社のワクチン接種を昨年12月20日に開始した。人口約900万人の3割以上に当たる約300万人が少なくとも1回目の接種を終え、このうち100万人以上が2回目も済ませている。英オックスフォード大が運営する統計サイト「Our World in Data」によると、100人当たりの延べ接種回数は49・13回で、先にワクチン接種を始めた英国11・25回、米国7・11回を大幅に上回る。1日20万人ペースで接種しており、政府は3月末にも16歳以上の国民全員への接種を終えたい考えだ。

 イスラエル国民は健康保険への加入が義務づけられており、全国民が四つの健康維持機構のいずれかに入っている。国民一人一人に割り当てられた個人番号を活用し、中央集権的な医療システムが機能。これまでにかかった病気や受けた処置、処方された薬、投与されたワクチン、アレルギーなど全ての記録がデータベースで管理…

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