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キーウに4月以来のミサイル攻撃…東部ではロシア正教離脱の大修道院が砲撃 - 読売新聞オンライン

 【キーウ(キエフ)=渡辺晋】ウクライナ軍参謀本部は5日、首都キーウにロシア軍の巡航ミサイルが5発発射され、1発を迎撃したと発表した。4発は着弾したとみられ、ウクライナのウニアン通信は、鉄道関連の車両修理工場が攻撃されたと伝えた。露軍による首都へのミサイル攻撃は4月28日以来とみられる。

 露国防省は、修理工場にあった戦車などを破壊したと主張したが、工場側は「兵器はない」と否定した。キーウのビタリ・クリチコ市長はこの攻撃で1人が負傷したとSNSで発表した。

 東部ドネツク州の知事は4日、SNSで、州北方にあるウクライナ正教会の大修道院が砲撃を受け、敷地内の木造建物が炎上したと発表した。死傷者はなかったとみられる。大修道院の敷地内の建物には子ども約60人を含む約300人の民間人が退避していたという。

 この修道院は、ウクライナ正教会の中でも、ロシア正教会の傘下にある一派の施設で、この一派は5月末、ロシア正教会からの「完全独立」を表明していた。

 露国防省は、砲撃を否定したが、ドネツク州知事は「ウクライナの文化を潰すことがロシアの戦略目標だ」と非難した。

 ルハンスク州の要衝都市セベロドネツクでは、制圧を目指す露軍に対しウクライナ軍の抗戦が続いている。市長は「ウクライナ軍は部隊を再編成し、防衛線を構築している」と述べた。

 一方、ウクライナ政府は4日、ロシアとウクライナの双方が、戦闘で死亡した兵士160人の遺体を交換したと発表した。捕虜交換は断続的に行われてきたが、遺体の交換は侵攻開始後、初めてとみられる。

 市民らが組織するウクライナ領土防衛隊は4日、ドイツやフランスなど4か国から入国した外国人志願兵計4人の死亡がこれまでに確認されたと明らかにした。

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