南米 コロンビアで大勢の人が集まっていた闘牛場の客席が突然崩れ、地元当局によりますと少なくとも6人が死亡、およそ150人のけが人が出ています。現地の日本大使館によりますと、日本人が被害に遭ったという情報は入っていないということです。
コロンビア中西部トリマ州の闘牛場で26日、10メートルほどの高さの客席が突然崩れ落ちました。
現地からの映像では、場内にいた人が逃げ出すのと同時に客席が前方に向かって波打つように崩れ、大勢の人が巻き込まれる様子が映っています。
州当局によりますと、闘牛場内には当時およそ3000人の観客がいて、これまでに生後8か月の赤ちゃんを含む6人の死亡が確認されたほか、およそ150人がけがをしたということです。
一方、首都ボゴタの日本大使館によりますと、日本人が被害に遭ったという情報は入っていないということです。
ドゥケ大統領は、客席が崩壊した原因の究明や被害者の支援などの対応を急ぐ考えを示しました。
コロンビアでは1980年に北西部のスクレ州で闘牛場の客席の崩壊によって500人以上が死亡するなど、過去にも同じような事故が起きていて、警察などが客席の強度に問題がなかったかなどを調べることにしています。
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