バイデン米大統領は26日、石油各社に対し、あらためてガソリン小売価格の引き下げを求めた。ガソリン価格は今夏のピークから下げているが、明らかに今も大統領の悩みの種だ。
バイデン大統領はホワイトハウスの競争協議会の会合で、「国際石油価格は先月下落した。しかし値下がりは小売価格に反映されていない。その一方で、石油・ガス会社は過去最高益をなお更新している。巨額な利益だ」と語った。
競争協議会会合で発言するバイデン米大統領（ホワイトハウス、９月26日）
Photographer: Chris Kleponis/CNP/Bloomberg
ニューヨーク原油先物相場は８月に9.2％下げ、全米自動車協会（ＡＡＡ）によると、ガソリン小売価格も同月に9.2％値下がりした。しかし大統領も指摘したようにガソリン価格は地域差が大きく、精製能力の低い西部州で明らかに高い。
バイデン大統領は「私のメッセージはシンプルだ。ガソリンスタンドを運営し、小売価格を決めている企業に対し、コストを反映させる形で値下げしろ、今すぐ行えというものだ」と述べた。
原題：
Biden Tells Oil Companies ‘Bring Down Prices You’re Charging’（抜粋）
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